覚悟の磨き方(超訳 吉田松陰)

覚悟の磨き方

今回は、幕末の天才思想家の言葉に触れることができる良本「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」についての感想を書こうと思います。見た目は重厚で、そのため中身も長文がぎっしりと詰まっているのかと思いきや、シンプルに名言、格言がページの真ん中に記述されているだけ。この本には、その176の松蔭先生の言葉が贅沢なフォント配置で構成されています。なので、長文を読むのが苦手とか、本を読むのが苦手な人でも、気軽に読めます。おそらく、2時間くらいで読めると思います。

しかし、そんなシンプルな構成とは裏腹に、多くのことを読者にもたらしてくれます。言葉が短く、余計なことが記載されていないので、スッと頭の中に入ってくるイメージです。シンプル イズ ベスト とはこのことを言うのでしょう。



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感想

この本では、松蔭先生の歴史についても軽く触れられています。10歳の頃には、藩主を相手に兵学を教える、30歳で死刑により生涯終える、など普通の人ではありません。松蔭先生の志は常に、世のため人のため国のためにあり、そこには私欲や私情はありませんでした。死刑の判決を受けた時も、「承知しました」。付き添いの役人に「本日もご苦労様です。」と言葉をかけたほどである。また、首切り役も「これほど最後の立派だった人は見たことがない」と感服したそう。

国のため(国の未来のため)、生を全うする。どんな精神してるのか、何をしたらそんな人に育つのか謎ですが、そんな素晴らしい人が幕末の頃にいて、その人が日本の未来のために30歳で命を落とした。そんなエピソードを知れただけでも私は、この本に出会えてよかったと思います。

だって、松蔭先生が罪を犯してまで、鎖国時代に海を渡りペリーの船に乗り込んでいなかったら、日本はアメリカの植民地になっていたのかも知れないわけです。詳細はわかりませんが、黒船に対して、幕府はオラオラしてたみたいです。

「文明の利器だからって調子乗るんじゃねぇよ」的なね。松蔭先生は違いました。

「いやいや、勝てねーじゃんw 何であんな鉄の巨大な塊が水に浮いてんのよ?見たことないものばかりでワロター」

となり、発想を逆にし、鎖国なんてやめてアメリカから技術もらいましょうよ!と。

もちろん鎖国最中の日本なんで、そんな思想持ってるだけで、犯罪ものです。実際に松蔭先生は黒船来航時、25歳ですが、一度投獄されています。

投獄されている最中も、萎えずに松蔭先生は、読書や思考にふけっていました。そして獄中には人生を捨てようとか、生きたくないとか、そんな人たちばかりです。しかし、そんな人たちに対しても、松蔭先生は自分の志を語ります。なぜ生まれ、なぜ生き、何に感謝し、どう生きるのか?どう生きるべきか?を。そして獄中の人たちの中には、その熱い言葉に涙するものもいたそうです。

これを年配のおじいちゃんがやったならまだしも、25歳でって言うのが驚きです。自分とそんなに歳も変わらない青年が、なぜそんな歳で、そこまで悟りを開けるのか?

松蔭先生とて同じ人間。自分もまだ松蔭先生のような人間になれる可能性はありますが、実際に自分がここまで自分の生を私欲や私情にとらわれずに生きていくことができる自信がないです。人間である以上、富、名声、地位を欲しがる感情は誰にでも生じますが、それに踊らされる人生にはなりたくないな、と思います。

まあ、実際この本を自分が読んだのは一年以上前で、それを意識して実践してるからこそ、大学院を休学し人生を見つめ直し、今こうしてブログを書いているわけなのですが笑

久しぶりにこの本を読み直し、やはりこの本は多くの人に読んでもらいたいなぁと思ったので、今回感想を書かせていただきました。このレビューがきっかけで、この本を読んでいただけたら幸いです。

 

 

 

 



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投稿者:

中村 俊

中村 俊

1993/09/04生まれ。機械系大学院を休学し、ベンチャーでインターンしている最中。直近では、デカルトの「方法序説」に感銘を受けた。 趣味:読書、web開発の勉強、異分野の論文読んだり、記事書いたり。 最終的には経営者か研究者になりたい。

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