TED の要約① The mathematics of history(歴史における数学):Jean-Baptiste Michel

今回は、Jean-Baptiste Michelの「The mathematics of history」を要約しようと思います(直訳ではなく要約です)。まずは動画。



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→ どうやら数学は歴史を紐解くのにとても強力なツールのようです。この人自身そう思っていなかったのらしいのですが、ある一つの例がそれは間違いであると示してくれたのだとか。ここでは主に、昔のイギリスの王様と現代のヒップホップ界のスターでは言葉遣いが大きく異なると述べています。

そしてこの方は共同研究者の方と不規則動詞と規則動詞の過去形の変化に注目したのです。昔は不規則な過去形だったのものが、現在では規則動詞に変化しているらしいのです。

さらには、100倍の頻度で使われている動詞は他のものよりも規則動詞に変化するスピードが遅く、何と10分の1だそうです。よく使われているのなら「今のままでいんじゃね?」ってことなのでしょう。これを調べるのに100以上の単語を12世紀以上に渡って調査したらしいです。

なぜこのようなことが起きるのかを、ベキ乗則の例を挙げて説明しています。

六日戦争のように規模の小さ戦争はかこ100回の戦争で30回起こりましたが、世界大戦のような規模が大きい戦争は4回しか起きていません。そしてこのような現象は、数値を相対的に捉えてしまう人間の脳が原因であるといっています。

10000人の兵を戦争に投入したといってもすでに10万の兵を投入している場合とまだ1000人の兵しか投入していない場合とでは意味することが異なると述べています。

そして戦争の例で言えば、時間がたつにつれ、死傷者の数は比例ではなく、指数的に伸びていくらしいです。このようなことが単語の変化の規則性に当てはまると、この方は言っています。

そしてこのような多くのデータから導かれるパターンは、書籍の電子化や簡単な数学的分析により、よりありふれたものになると言っています。今後10年間でさらに人間と科学は根幹で繋がり、数学はそのための強力なツールになっていくと、この方は述べています。

今回調べた単語

past-tense conjugation: 過去形の語形変化

casualties: 死傷者



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個人的に気に入った箇所

So Steve and I, through mathematical analysis, propose that there’s actually a very simple phenomenon at the root of this, which lies in our brains. This is a very well-known feature in which we perceive quantities in relative ways

やはり研究結果に対する考察を述べるところは素晴らしいです。

これが人間の脳の数の捉え方に起因すると考察したというのですから、すごいです。

そして人間の脳はどうしても数を相対的に捉えてしまうと。時間がたつにつれ、増加量はどうしても増えると。何となくわかる気がします。戦争の例では、1000人でやっても変わらないなら→2000投入、それでも変わらないなら→4000投入 経験則に照らし合わせて数を見てしまう(必ずしも悪いこととは言えないですが)と倍々ゲームのようになるのでしょう。

言語の遷移と数学においてもベキ乗則が見られるなんて思いもしなかったので驚きです。

>>指数関数の増加率に関する記事はこちら

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投稿者:

中村 俊

中村 俊

1993/09/04生まれ。機械系大学院を休学し、ベンチャーでインターンしている最中。直近では、デカルトの「方法序説」に感銘を受けた。 趣味:読書、web開発の勉強、異分野の論文読んだり、記事書いたり。 最終的には経営者か研究者になりたい。

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