機械系大学院生が大学の機械工学科について教えてあげましょう。



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機械系大学院生が大学の機械工学科について教えてあげましょう。

自分の経歴

2012年 金沢大学 入学

2016年 東京工業大学大学院機械系 入学 (複合材料研究室)

想定読者

この記事を読もうとしている人たちはおそらく、高校生か、企業の採用担当の人か、自分の学科を客観的にしろうとしている機械工学科の学生か、彼氏が機械工学科の人とか、今度の合コン相手が機械工学科の学生とかであるからそんための情報収集をしている女性とか、そんくらいだろう。

一般にブラックボックス化しているこの学科の本当の姿をさらけ出してやろう。

 

所属している学生の性質

主に二極化している

  • 真面目に単位を取るために勉強している人
  • バイトやサークルに明け暮れ、テスト直前だけ勉強し機械工学とは名ばかりの機械工学について何も知らないゴミ。

学科に女子がいないため、ハッチャケることを知らない純白な男どもは言われるがまま、真面目に勉強する。製図やら、実験やら、〜力学、〜工学とかの講義に明け暮れることになる。

 

一方後者は、学科に女子がいないため、自分たちでハントしに行く連中である。

   クラブがオススメらしい。

 

しかし、女がいないとわかってて、将来性を買い、この学科を高校生の時に選択しているような根は真面目な学生なため、テスト前は真面目に勉強し、他はサークルとかに明け暮れる奴らだ。しかし、これでも他の文系のアホどもに比べれば、バイトの時間、遊んでる時間は少ない方だろう。


まとめると、機械工学だからと言って家に引きこもって、はんだごてで遊んだり、自作でPC作ったり、暇な時間にフリーのCADで図面を書いている奴らばかりではない。

   オタクはそんなにいない

 

多少物理や数学が得意でこの学科に来ている連中が6割くらいはいるだろう(正直、大学のレベルによる)。

そして総じて真面目な学生が多いのがこの学科の特徴と言えよう。でなければ、遊べないことがわかっているこんな学科くるはずもない。

でどんなこと勉強してんの?

これだろう。多くの読者が求めている情報は。

我々は4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学(振動工学))を勉強する。

他もやるが、この学科のやつと話すのにこのワードがあれば何も問題ない。

むしろ女性がこのワードを口にすれば、相手はあなたに夢中になるだろう。

          一護のように虜になるに違いない

とは言っても、これだと知ったことにはならないので(高校生とかのために)もう少し伝えよう。

材料力学

静力学であるため、計算も難しくない。高校数学に毛が生えた程度である。事実、4力学で一番最初に習うのもおそらくこれだ。

梁とか鉄棒とかの設計に必要な知識。

細い棒の先端に力がかかるとき、どれくらい先端はたわみますか?とかそんな感じ。

人が座っても壊れないように設計するには、イスの足の直径はどれくらいにすればいいですか?とか

初心者が一番とっつきやすい学問だろう。

派生学問には

破壊力学、弾性力学、塑性力学、複合材料力学とか。

機械力学(振動工学)

物理で習う単振動の延長である。微分方程式を解きまくるイメージがある。自動車の揺れの設計とか、回転体の設計とかに必要。

派生学問

機構学、衝撃工学、静粛工学

流体力学

一番四力でむずいかもしれないが、機械工学科がやる流体力学はそんなに難しくない。

空力設計に必要。管内を流れる水の運動とか、飛行機の羽が受ける力とかもこれで少しやる。ポンプの設計とかにも必要である。

基本的に動力学なので、解く運動方程式は大体手計算では解けない(偏微分方程式)。

テスト問題は導出とか、表面上の理解がメイン。

もっとエグい流体力学をやる物理学科の人からは計算量の多さからも嫌われている学問である。

派生学問

航空力学、電磁流体力学、エネルギー変換工学

熱力学(熱工学)

最初の方は高校と被ってたりで楽しいが、やがて激ムズになる。エントロピーとかいうのが出てくるあたりから。

熱が発生するものを設計するには必要になる。

エアコン、エンジン効率の計算、液体とか気体とか物質の変態によって生じる熱量計算とかもやる。

ディーゼルエンジンがどうたら、ロケットのエンジンの熱効率とかも計算できるようになる

派生学問

エネルギー変換工学、希薄気体力学


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そのほか

4力学ほどではないが大事な科目をあげると

・材料工学:原子レベルでの組成や力学

・機械材料学:こんな材料ありますよ的な。暗記がメインなので、高校の化学に近い

・加工学:こういう部品作るときはこの機械使って、こんな風に作ってね的な

・制御工学:ロボットの制御とか、自動運転の研究とかに役立つ

・固体物理学:物理学科の学生がやればいいと思う。一番いらないかもしれない

・伝熱工学:媒体が熱になっただけで、扱う方程式は流体力学とそんなに変わらない

・メカトロニクス:リンク機構とか、モーターの制御、情報理工学、電子工学の知識もいる。一番メカメカしいことすると思う。


今まで見てきた通り、機械工学だから言ってロボット作ったり、なんてことはほぼない。機械工学科でロボットやってる研究室なんてほんの一部だ。

          ロボットとかプログラミングはこんな人たちばっか

 

機械工学= 高校の物理の力学の延長と思っていれば間違いない。

やってることは力学である。

正直「機械工学」なんてメカメカしい名前にしないで、「物理工学」とかすればいいと思う。

そうすれば入学してからのズレもなくなるだろう。

なんか作りたくてこの学科にくるのはあまりお勧めしない。そういうのは、そういうことをやっている(自動車フォーミュラ、鳥人間とか)サークルに入ってやるべき。

まとめ

どうだろうか。機械工学の実態をわかっていただけただろうか。

ただロボットに詳しくなれる学生はほぼわずかだが、いろんな方程式に触れ、解かされるので、数学には強くなる。

あとは多少研究とか通じてプログラミングができるようになるくらいだろうか。

プログラミングをやりたいなら、情報工学科とかに絶対行くべき。

自分は力学が好きだったので辛くはなかったが、もの作るのが好きで、機械工学に来て苦しんでいた友人もいた笑

「力学の座学ばっかりじゃねーか」って。

機械工学科出身だからって、ロボット詳しいわけではありません。そんなのほんの一部ですw。

 

機械工学科がどんなところか知りたい人の助けになれば幸いです。

(途中ゴミとか、アホとか使ってますが、あまり気にしないでください。冗談です。)


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投稿者:

中村 俊

中村 俊

1993/09/04生まれ。機械系大学院を休学し、ベンチャーでインターンしている最中。直近では、デカルトの「方法序説」に感銘を受けた。 趣味:読書、web開発の勉強、異分野の論文読んだり、記事書いたり。 最終的には経営者か研究者になりたい。

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