
土星探査機「カッシーニ」が任務を終え、2017/9/15日に土星の大気に突入した。あとは、土星の異常な大気の中で自然消滅するだけである。
カッシーニが打ち上げられたのは1997年。僕が4歳の時である。
1997年以降に生まれたまだ20未満の人たちはカッシーニより年下である。君らが生まれる前からカッシーニは、宇宙空間をさまよい続け、人類の科学技術進歩のために、様々なデータをとってくれたのである。
とは言っても、土星にたどり着くまでに7年もの時間がかかるため、実際に任務をしていたのは「13年間」である。その間に地球に届けた写真は「45万枚」。多すぎてイメージできないがデータ容量も半端じゃなさそうだ。
これらの大量の画像データを使って流行りのAI画像解析でもするのだろう。どんな結果になるか楽しみですね。
NASAはカッシーニとホイヘンスの業績を公式サイトで公表しています。英語の勉強がてら読んで見ると面白いと思います。綺麗な画像盛りだくさんですしね。
ここからはお待ちかね、カッシーニが撮影した画像を貼っていきます。

土星の輪っかから見える衛星たち
カッシーニが撮影した土星のリング。英語では「ice ring」と表記されているので、岩石よりも氷塊の方がニュアンスとして近いのだろう。
土星のテッペン(極)
これが全部数十メートルの氷や岩なんて信じられませんね。
一緒に写っているのは、衛星「タイタン」です。地球ができたばかりの頃と環境が似ていることから、生命がいるのでは?とニュースになるので、何かと有名です。
カッシーニの寿命スケジュール。15億キロ先にある機械の行動が分刻みでわかるなんてロマンありすぎですね。ついでに15億キロは「光」の速度で80分で到着します。
新幹線の場合の上野→仙台間のかかる時間分、光の速度で進めば土星につきます。厳密にはもう少し早いです。
赤外線撮影した衛星「タイタン」
メタンでできた巨大湖があったり、山脈があったりと地形は地球に似ています。
山脈です。地球のと似ています。タイタンはメタンの雨が降るので、メタンが長い年月をかけて地形を変えたのでしょう。
おどろくのはまだ早い。
記事上で紹介したサイト先のpdf資料の写真をスクショしたもの。
英語の文章を読んで見ると、「クリックしてドラッグすると画像上で周囲を見渡せるよ!」と書いてある。そんなグーグルアースみたいなことができるわけ…
できちゃったよ笑。いやーただのpdf資料読んでただけなので驚きです。
というより、「夕焼けがすごいグランドキャニオン」みたいなことになってますね。地球そっくりですが似ているのは地形だけで、大気の成分や気温は全く違います。
我らがカッシーニがついに寿命を迎えるということで、これまでの頑張りを労って写真を紹介しました。
NASAの公式サイトは久しぶりに訪問しましたが、かっこいいですし面白いコンテンツばかりですね。飽きない。
自分もサイトも黒メインで作成しなおそうかな、なんて考えてみたりもする。
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