他大学の大学院受験をし合格した自分だからこそ、言える情報を書いていきます。
他大学の大学院受験は「大学受験」とは違い、孤独の戦いです。誰も準備し始めていない時期から、入試情報をネットで探し始め、あらゆる大学のあらゆる研究室の情報も探り、院試用の参考書を自分で調べたり、過去問をもらいに直接行ったりと、一人でやるのです。
高校生の大学受験とはわけが違います。友人のほとんどは自大の院に行くため、のほほーんと過ごしているわけですから。
- 情報収集はネット+一次情報
要するに直接気になる研究室の教授にメールを送り、アポをとって見学しにいったほいが良いということです。百聞は一件にしかず。これをめんどくさがってはいけません。これをしっかりやるのとやらないのでは、合格する確率がかなり変わってきます。
研究室の学生から合格点を取りやすい科目とか、勉強方法とかが聞けますからね。あとはネットにない古い過去問のデータをくれたり。
- 過去問もそうだけど、問題集もやりましょう。
過去問一周さらっと→傾向掴む→院試用問題集→見慣れない問題といて地頭力をつける、考える力をつける(経験値をあげる)→直前にまた過去問何周かやる
みたいな感じがいいかと。過去問だけだと、やはり経験値が足りません。経験値をつけないと院試本番で初めて出くわす問題の耐性がつかないのです。暗記ではなく難関国公立の二次試験のような考えさせる問題がメインの院試では、当然考える力(地頭力)が必要になってきます。そのためにもより多くの問題に触れるという意味で、多少なりとも毛色の違う問題を解いておく価値はあります。
- 3年後期や4年前期に単位の有無関係なしに院試に関係ありそうな講義を受けてみる
これは人によるかと。評判の良い先生かつ、課題を演習形式で毎週出してくれる先生ならなおさら良いですね。
その科目の経験値が上がりますし、比較的院試に近い日に講義を受けるので記憶にも残るでしょう。
- TOEICやTOEFLの問題集で勉強する。
自分が受ける専攻の募集要項をみて、TOEICで問題なさそうならTOEICにしましょう。こちらの方が点とりやすいですしね。
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英語の勉強は三年後期の間だけにしましょう。遅くても4年のゴールデンウィーク前まで。それ以降はさすがに専門科目の勉強時間に響きます。英語はどうせ圧縮されるので、それなら配分の高い専門科目の勉強に時間を費やしましょう。
正直、日本の理工系の大学生は基本的に英語勉強しないので、そんなに差は開かないと思います。TOEIC700あれば問題ないでしょう。
- 挑戦して後悔することはないので、遊びたくても「より優秀な人たちに囲まれて研究するんだ」と思って頑張りましょう。
最後が一番大事かもしれません。
遊んでいる同年代が多い中、図書館やカフェで一人で院試勉強するのは辛いかもしれませんが、「来年の今頃は一流の研究者の卵と共に研究できる」と思えば、乗り越えられるでしょう。
頑張ってください。