自動運転車のハッキング(テスラのイーロンマスク氏も警鐘を鳴らす)、日本におけるセキュリティエンジニア人材不足



 

自動運転やEV社会が到来するにつれて浮上してくる問題の一つですね。自動車のIoT化はこういうデメリットもあります。

 

 

もし運転中にハッキングされたら?(乗っ取られたら?

 

一台な二台ならまだしも、おそらく同時に何台もハッキングされます。サイバー攻撃は人間が物理的に攻撃するわけじゃないので、量が増えたところでハッキング労力はそんな変わらないでしょう。

高速を走っている車が急激に制御不能になり、勝手に走り出す。そんなの事故とかそんなレベルではないですよね。地獄絵図ですよね。マイクロソフトのりんなちゃんとか可愛いかもしれないですけど、もうそんな研究やりたくなくなるような社会現象になりますよね。

 

 

イーロンマスク氏も危惧している

イーロンマスクは人工知能がもたらす危険性についてかなり不安視していますよね。

  • 第三次世界対戦はAI技術の競争が引き金となる
  • AIの軍事利用の研究開発は停止すべき
  • 自動運転車のハッキング

などを危惧しています。これらについてはイーロンマスク氏だけでなく、ビルゲイツやホーキング博士も警鐘を鳴らし続けていますね。

皆IQがずば抜けて高い人たちばかりです。一流の研究者、技術者がいうのですから本当だと思います。

 

>>以前に書いたAIやイーロンマスク氏についての記事(参考程度に)

 

イーロンマスクは当然自動運転車のハッキングを危惧しているわけです。ハッキング対策としてはやはり「セキュリティエンジニア」の人材育成が欠かせないと思います。日本は特にこういう人材が不足していますよね。日本は「ものつくり」では強いですが、ソフトではイスラエル、ロシア、中国、アメリカに負けていると言わざるをえないでしょう。

 

どうやら最初に紹介した記事を書いている「Kaspersky 」というのはロシアの「コンピュータセキュリティ会社」のようです。初めて知りました。設立が1997年なので比較的新しい会社のようです。日本でいうとサイバーエージェントとかと同じくらいの歴史でしょうか。

またロシアか、と少し不安になりました。さらに記事の動画でも紹介されている通りハッキングを担当した人たちは中国人です。この人たちは一体にどこの国の人たちだ?と気になったので

「Keen Security LabのSen Nie」とググったところ以下の記事が出てきました。

 

 

中国とロシアか。やはり日本がここに出てくることはないのかと少し残念な気持ちもあります。

 

世界における日本のセキュリティ技術のポジション

 

世界における日本のセキュリティ企業の立ち位置が知りたくなったので「Cybersecurity 500」というものを調べてみました。よくある企業ランキングとか、世界のブランドランキングとかと同じようなもんだと思います。それのセキュリティ企業版です。

日本の企業は500社のうち、3社あるだけです。一番上位の企業で31位の「TREND MICRO」という会社。500社のうちの3社って少ない気が。

日本が強いのは本当に「ものつくり(自動車とか建設機械とか、インフラ)」だけな気がします。本当に。なんかその事実が悲しいです。AIも決して世界に勝っているとは言えないですし。まあ悲観的なことに目を向けてもなにも始まらないので、これ以上言及しませんが、第4次産業革命に遅れないで世界を牽引して欲しいですね。(自分も一国民なので「牽引していきたい」が正解かもしれませんが)。

 

最後に

自動運転やIoT, EVが社会に浸透すると同時にこれまでは需要が少なかった人材(データサイエンティスト、セキュリティエンジニア)の需要が急激に高まります。ロシアのように日本もそういう人材の育成にもっと力を入れないと、今後のパラダイムシフトの先に訪れる社会での国際的競争力がなくなるのがは明らかです。

 


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ルノーが示した車が近未来的すぎる。

 


 

ルノーのデザインコンテストで優勝した「未来の車」の作品の記事。近未来的すぎて手塚治が想像しそうな車で印象に残りました。

 

 

ご覧の通り、もはや従来の車の概念とは全く異なるものです。自動運転対応しています。

これまでの車との違いを簡単にまとめると

  • タイヤが必要ない
  • エンジンが必要ない(このコンセプトでは下部にドローンのような機構がうみこまれている設定)
  • ハンドルが必要ない
  • 空力設計が従来の車と異なる
  • ボディは透明な材料

こんなものEV社会のさらにもう一つか二つ先の話なので、今から心配したとこで意味ないので悲観的なことよりも楽観的なことを述べてみたいと思います。

もはや自動車という概念じゃないので、IoTデバイスの一種(ドローンのような)として完全に扱われそうです。騒音もなくなり排ガスもなくなる。完全にいいことだらけですが、ボディの素材は一体なんなんでしょうww

 

ガラスなんて重量的にアウトです。さらに脆性材料(ガラスのように脆い材料。急激な負荷がかかった時にゆっくり変形するのではなく、突然ぱきっといくイメージ。鉄鋼は反対に「延性材料」と呼ばれ、ゆっくりと変形する材料です。)で靭性に乏しいので、衝撃に弱そうですね。ちょっとでもこすったら、ヒビとか入りそう。

ということで、透明かつ従来の車と比較しても強度、剛性的に問題ない材料のしようが求められます。自分はここら辺詳しくありませんがセラミックス関連ならあるのでしょうか。

透明な材料というのがネックになりそう。それさえなければ(かつコストさえ気にしなければ)軽くて高強度の材料なんて腐るほどありますしね。

 

 

他の特筆しておくべき点は、「合体」できることでしょうか。正直あまり必要性が理解できませんが、二人のりという制限を除外するための一つのアイデアなのでしょう。

大きさ的に4人のりは無理なのか気になりますが、もし二人乗り限定モデルなら「Uber」というサービスは衰退しそうですね。

 

これだけの重量のものをドローンのように熱機関(エンジン)なしで浮上させれるなら、空飛ぶ車作れそう。それこそ「手塚治」の世界ですよね。

 

ただドローンを作ったことある方ならわかると思いますが、プロペラの回転量がえげつないので音もかなり大きいです。これだけのものにさらに人が乗って、それをドローンやヘリのように浮かすとなると相当な騒音になりそうです。現在の技術力では間違いなく不可能でしょう。

 

自分は磁気浮上技術(ピンどめ効果とマイスナー効果)で浮かせる技術も楽しみにしています。そちらの方が技術的に非現実的ではありますが。

 

 

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ランボルギーニがCFRPで最前線なんて知らなかった。



 

CFRP(炭素繊維複合材料)は日本の自動車業界は遅れている分野でもありますが、最近はレクサスRCとかにも使われていますよね。鉄よりも軽くて強度もあるという最強(一見最強)の材料です。

 

 

軽くて強いのはいいのですが、製造コストがかかります。時間的にも人件費的にも。それを解決しているのが今回の記事でも言及されているランボルギーニが開発した新方法です。

これまではオートクレーブ成型と言って、プリプレグという樹脂を含浸させてある炭素繊維シートを人の手で重ね合わせ、真空引きしながら高温の炉で長時間かけてCFRPを作成する方法でした。これは時間も人手もかかるわけです。

 

 

何せ人の手でシートを一枚一枚重ね合わせるわけですから。折り紙ならまだしも。

そのため現状CFRPは、高級車にしか使われていません。大量生産するにもボトルネックになっている部分がありますしね。

 

今回の「熱間プレスモールディング法」は目的に合わせた形状とサイズに切り抜いたプリプレグ素材を必要枚数だけメス金型に重ねて配置し、オス金型で加圧、加熱し、硬化成形させるものです。

 

強度はややオートクレーブ成型に劣るものの、一体成型や設計形状で補えることが可能ですので、使い方次第ではデメリットなしかつ、これまで以上のCFRPになるということです。

 

 

これにより生産コストが下がれば当然、CFRPがより安価で利用できるということなので自動運転車やEV登場並みの大きなパラダイムシフトになるかもしれないですね。

 

とは言っても、炭素繊維材料はまだまだ鉄鋼に比べたら高いですし鉄鋼ボディの需要が0になることもないです。ですがこれからは鉄鋼メーカーよりも炭素繊維メーカーの方が登り業界なのは確実と言えそうです。

 

 

また炭素繊維は導電性材料ですのでボディ自体に蓄電機能を備えた自動車もそのうちできるかも。実際にうちの研究室では炭素繊維のコンデンサー利用の研究が進んでいます。

 

 

そうしたらEVとの親和性もありますし、よりEV社会が加速するかもしれないですね。CFRPも3Dプリンター技術によって(製品にばらつきはありますが)より安価に製造できる時代ですし。実際エアバスでは飛行機の機体を3Dプリントで作成していましたね。

 

50年後はボディCFRP製EVが主流になっていたらかなり面白い。

 

まとめ

  • CFRP(炭素繊維複合材料)製造時間を短縮した方法をランボが開発
  • これによりCFRP利用の促進
  • CFRPはEVとの親和性も良い
  • 3Dプリンター技術により、そのうち大量生産できる

 


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